今村正長

伝四郎。重長の子。父重長は家康の古くからの家臣で関ヶ原の戦い以後、秀忠に付属させられた。伝四郎正長も父と同じく秀忠に従い、1615年(元和元)の大坂の陣のときは、敵の首2つを取る功をたてた。同年10月には、家康の御前にて御羽織を賜る。その後父の跡を継ぎ、第2代下田奉行となった。正長は、廻船の検問を行う御番所の整備、廻船問屋の創設、浜に波除を造るなど下田の繁栄に大きく貢献した名奉行だった。1653年(承応2)2月25日下田にて没。66才。了仙寺の今村家墓地には、正長妻の小さな墓の他、第4代奉行の今村正成・第5代奉行の今村正信の墓もある。

墓所

1.静岡県下田市三丁目の了仙寺